ガバメントAI(GENIE)
ガバメントAI(GENIE)とは、おちつきAIラジオで紹介された、デジタル庁が進める政府向けのAI活用プロジェクトである。番組では「ゲンナイ」という呼び方で言及され、政府でAIを使っていこうという文脈の中で取り上げられた。ep.50の速報回では、コンペで選ばれた国産LLMが実際にこの仕組みの中で使われることになったというニュースとして語られ、ガバメントクラウドや有償での政府調達のスケジュール、さらには公務員の雇用やAI村長といった未来像にまで話が広がっている。ep.64では、その現内(ゲンナイ)の重要な部分がオープンソースとして公開された、というニュースが新たに語られた。
概要
しぶちょー・かねりんは、いま実際にデジタル庁でガバメントAI(番組では「ゲンナイ」と呼称)というシステムが動いていると語った。政府でAIを使いましょうという方針のもと、このシステムの中で翻訳などに日本語LLM・国産LLMを使って利用していこうというプロジェクトだと紹介されている(該当箇所を聴く)。番組では、政府主体でAIを使っていくという流れの具体例として位置づけられていた。
国産LLMの公募
番組では、ガバメントAIで使用する国産大規模言語モデルの公募が始まっていることにも触れられた(該当箇所を聴く)。政府が使うモデルを公募で集めるという形で、国産LLMを実際の行政利用につなげていく動きとして語られている。
行政でのAI利用をめぐる制約
おちつきAIラジオでは、行政の現場ではAIサービスが使えないという制約も語られた。海外や中国系のサービスは使えないため、行政でAIのサービスが使えないという状況がある、という指摘である(該当箇所を聴く)。この制約があるからこそ、安心して行政に取り入れられる国産のLLMを政府として用意していく必要がある、という流れでガバメントAIの取り組みが語られていた。
国産LLMの選定
ep.50「[3月10日:速報回]」では、かねりんが、この公募の続報として、コンペで選ばれた国産LLMが実際に使われることになったというニュースを紹介した。番組では「いろいろね、国がやってるやつを募集したりしてたんだけど、いろいろコンペみたいなやつがあって、その中から実際原内という仕組みの中で使われる国産LLMが選定されましたというニュースでございますね」と語られている。ここでは、国がコンペ形式で募集し、その中から「原内(ゲンナイ)」という仕組みの中で実際に使われる国産LLMが選定された、という形で語られていた。該当箇所を聴く
しぶちょーは、その国産LLMが行政に向く理由についても語った。番組では「性能は知らないけど、日本語を学習させることで日本語独自の表現だったりとか日本のドメイン知識を得てるから非常に国の中の行政の仕事で使えるんじゃないですか」と話されている。ここでは、性能そのものはともかく、日本語を学習させることで日本独自の表現やドメイン知識を得ているため、国の行政の仕事で使えるのではないか、という見方が示されており、行政利用と国産LLMがつながる理由が語られている。該当箇所を聴く
ガバメントクラウドとの関係
同じep.50では、しぶちょーが、この取り組みがガバメントクラウドの構築と結びついていることを語った。番組では「ガバメントクラウドを作るために今この原内ってプロジェクトが動いてるから」と話されている。ここでは、ガバメントクラウドを作るために「原内(ゲンナイ)」というプロジェクトが動いている、という形で、ガバメントAIがクラウド基盤の整備と一体で進められていることが示されている。該当箇所を聴く
政府調達までのスケジュール
さらにep.50では、しぶちょーが、ガバメントAIが実際に政府調達されるまでのスケジュールを紹介した。番組では「5月頃に政府における県内の大規模実証を実施、8月には県内において国産LLMの使用を開始、2027年1月には評価検証の公表を経て、2027年4月から実証されたモデルをガバメントAIとして有償で政府調達」と語られている。ここでは、5月頃に大規模実証を行い、8月に国産LLMの使用を開始、2027年1月に評価検証を公表し、2027年4月から実証済みのモデルをガバメントAIとして有償で政府調達する、という具体的な予定が示されていた。該当箇所を聴く
重要部分のオープンソース公開
ep.64では、かねりんが、ガバメントAI(番組では「現内」と呼称)に関する新しいニュースとして、政府の中で業務に使うAIの仕組みである現内が、オープンソースとして公開されたことを紹介した。番組では「政府の中で業務に使うAIの仕組みが現内なんだけど、それがオープンソースとして公開されましたということです」と語られている。ここでは、これまで公募・選定・調達という流れで語られてきた現内(ゲンナイ)が、オープンソースとして公開される段階に入った、という形で扱われている。該当箇所を聴く
ただし、かねりんは、すべてが公開されたわけではないとも補足した。番組では「全部が出てるわけじゃないんだけど、現内をうまくサービスに組み込めるよっていう重要な部分のソフトウェアの部分がオープンソースとして公開されていると」と語られている。ここでは、現内の全体が公開されたのではなく、現内をうまくサービスに組み込むための重要な部分のソフトウェアがオープンソースとして公開された、という形で語られていた。該当箇所を聴く
かねりんは、オープンソース化した理由についても語った。番組では「理由としてはいろいろあるんだけども地方自治体にも使えるようにしたりとか民間企業が開発の中に入り込めたりとか特定の受託を受けている業者だけじゃなくて広くいろんな民間企業が活用してサービスを展開できるように」と話されている。ここでは、地方自治体でも使えるようにしたり、特定の受託業者だけでなく広くいろいろな民間企業が活用してサービスを展開できるようにしたり、といった狙いから現内がオープンソースとして公開された、という形で語られていた。該当箇所を聴く
行政効率化と公務員の雇用をめぐる論点
ep.50では、ガバメントAIによって行政が効率化することの裏側についても語られた。かねりんは「公務員のなんかその安全支援みたいなやつが崩れるよな」と話し、AIで行政が効率化すると、公務員の安定した雇用の支援のようなものが崩れるのではないか、という懸念を示した。ここでは、ガバメントAIが、行政の効率化と引き換えに公務員の雇用にも影響しうる存在として語られており、AIによる仕事の置き換わりを扱うAIによる仕事の膨張の話題ともつながる論点になっている。該当箇所を聴く
AIが政治を担う未来像
さらにep.50では、ガバメントAIの行き着く先として、かねりんがSF的な未来像も語った。番組では「ガバメントAIってもうなんかそういう意味じゃなくて、国会議場の中心にAIがボーンっていて、それが全てを決めるみたいなSFの世界もしかしたら」と話されており、将来的には国会議場の中心にAIがいて全てを決めるようなSFの世界もあるかもしれない、という見立てが示された。該当箇所を聴く
そのうえでかねりんは、現実的な始まり方として「AI村長みたいなやつから始まりそうな気がするけどな」と話し、日本のどこかの自治体がAI村長のようなものから始めそうな気がする、という見方も語った。ガバメントAIは、国産LLMの行政利用という具体的なプロジェクトであると同時に、AIが政治や自治を担っていく未来を想像させる話題としても番組内で語られている。該当箇所を聴く
他の取り組みとの関係
このガバメントAIの話は、国が国産LLM開発を支援するGENIACの取り組みと並んで、政府主体で国産AIを推し進める日本の動きの一部として番組で語られていた。
語られ方の変遷
ガバメントAI(GENIE)の語られ方は、当初は、デジタル庁が翻訳などに国産LLMを使っていくプロジェクトであり、使用するモデルの公募が始まっている、という導入の段階として紹介されていた。海外や中国系のサービスが使えない行政の制約を背景に、安心して使える国産LLMを用意する必要がある、という流れで語られていた。該当箇所を聴く 該当箇所を聴く
そしてep.50では、その公募がコンペとして進み、実際に「原内(ゲンナイ)」の仕組みの中で使われる国産LLMが選定された、という続報へと進んだ。さらに、ガバメントクラウドの構築と一体で動いていること、2027年4月からは有償でガバメントAIとして政府調達される予定であることなど、具体的なスケジュールにまで語られ方が踏み込んでいる。公募の始まりという段階から、選定と調達という実装の段階へと、番組内のガバメントAI像が前に進んでいる。該当箇所を聴く 該当箇所を聴く 該当箇所を聴く
あわせてep.50では、行政効率化による公務員の雇用への影響や、国会議場の中心にAIがいて全てを決めるSF的な未来、AI村長から始まるかもしれないという見立てなど、ガバメントAIが社会や政治に与える影響にまで話が広がっている。具体的なプロジェクトの進捗と、AIが行政や政治を担う未来への想像とが、番組内のガバメントAIの語りに同居している。該当箇所を聴く 該当箇所を聴く 該当箇所を聴く
そしてep.64では、選定・調達という流れの先に、現内(ゲンナイ)の重要な部分がオープンソースとして公開された、という新たな段階が加わった。番組内では、全部ではないが、現内をサービスに組み込むための重要な部分のソフトウェアが公開されたこと、その狙いが、地方自治体でも使えるようにし、特定の受託業者だけでなく広く民間企業がサービス展開できるようにする点にあること、が語られている。政府が選定したモデルを有償で調達するという話に加えて、その仕組みを広く民間に開いていくという方向性が、番組内のガバメントAI像に重ねられた形である。該当箇所を聴く 該当箇所を聴く 該当箇所を聴く
ここにも登場
出典エピソード
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各セクションの「該当箇所を聴く」リンクから、番組の発話そのものを確認できます。