エキスパートシステム
エキスパートシステムとは、おちつきAIラジオでは、専門家の知識やノウハウをルールとして大量に入力し、AIに人間の専門家のような判断をさせようとした試みとして語られている。ep.42「AI驚き屋は1958年からいた!ニューヨーク・タイムズも煽った過去のハイプサイクル」では、しぶちょーが過去のAIの歴史をひも解く中で、専門家の知識をルール化していく発想と、それがなぜ破綻したのかを説明していた。
概要
おちつきAIラジオでは、エキスパートシステムは、専門家のノウハウをルールの中にどんどん入れていくものとして紹介された。しぶちょーは具体例として「医者の知識とか」を挙げ、専門家が持っている知識をルールとして機械に入れていったと話していた。該当箇所を聴く
番組での扱われ方
しぶちょーは、エキスパートシステムが「気合でなんとかなるだろう」という楽観主義で始まってしまったと振り返っていた。世の中にあるすべての知識、専門家の知識をすべて手入力するというのは、普通に考えたら無理ではないか、という見方を示しつつ、当時はその楽観で進んでしまったと語っていた。該当箇所を聴く
番組では、職人の感覚のような言語化できない知識が世の中には多く、それらをルールとして書き起こすことが難しかった点が、エキスパートシステムの限界として語られていた。
主な論点
しぶちょーは、エキスパートシステムが破綻した流れを次のように説明していた。ルールが数千から数万へと膨らんでいくと、ルール同士の矛盾やメンテナンスのコストが増えていき、最終的には「これ人間に聞いた方が早くね?」となってしまった、という。お金がかかりすぎて、人間に聞いた方が早いとなり、それがもうダメだねという流れになってしまった、と語っていた。該当箇所を聴く
他との関係
おちつきAIラジオでは、エキスパートシステムは過去のAIブームの文脈の中に位置づけて語られていた。専門的な知識しか持たないエキスパートシステムに対し、常識を含めた世の中のすべてを入れれば人間と同等の推論能力を持たせられるだろうという発想から、サイクプロジェクトという40年にわたり知識を手入力し続ける取り組みが生まれたと説明されている。
また番組では、こうしたルールを書いて知識を入れていくアプローチが盛り上がり、そして冷めていく流れは、第一次AIブームや第二次AIブームといった過去のAIブームと、それを煽っては落胆するハイプサイクルの一例として語られていた。
ここにも登場
出典エピソード
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